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House of Blues,Los Angeles, CA
(14-July-2001)

Date:20-Jul-2001
Author:リトル★ダック

職場に秘密で行ってきました(^^)。
決意したのが7月3日。 お休み(1日だけど)宣言をしてチケットの予約をしたのが7月10日。
こうして誰にも気づかれずに太平洋48時間とんぼ返りは実現したのでありました。
さて、Dogstarのボードには友人からメールがきて「私達は12時に行って待っているから」とのこと。私はHouse of Bluesの側にあるホテルに予約をしましたが、シカゴのときには4万円と言われたホテル料金はインターネットから予約をするとなんと税込みでツインで2万円ほど。行きがけの チケットとHouse of Bluesのチケットの引き換えのメールのコピーを手にLAに向かいました(^^)

さて当日2時前に関西国際空港につきNorth Westのチケットをとるとなんと最後の窓際1席ですと 言われ、なんとなく嫌な予感が。。。(^^;。でも気をとりなおし、ちっと食べておこうということで昼間から女性一人でたこ焼き&イカ焼きセット(ビール)を注文し、「4時に離陸したら寝るぞ」態勢でいたわけです。

At 16:00 on 14th JST (0:00 PDT):

さて搭乗後4時10分ほどで離陸。「おおお時間どおりに離陸している」とばかり3時くらいに飲んだビールがよく聞いて10分ほど寝てしまいました。ところが「何か雰囲気がおかしい」と思い 窓の外を見ると「家々がまだ見える」。すると隣の女性が、彼女も一人旅だったんですが、「機体がおかしいということで機体をチェックするために成田に着陸するようですよ」と言う。

At 17:00 on 14th JST(1:00 PDT)

またパーサーからのアナウンスがあり、(ただし、英語初心者にはとても聞こえないほど早口で) 「機体から燃料を放出します。これは異常ではありません。窓際の人はその様子を見ることができます」ということを言われ、そんなもんかいなと思いつつ、おろしていたブラインドを上げて外を見ていると翼の突起部からまるで「ダイハード2」のラストシーンのように燃料が放出されました。 すごい勢いで旋回しながら、太平洋上に燃料を撒き散らしていました。環境の問題も考えましたが、この機体が爆発したときのダメージよりははるかに被害は少ないだろうということで自分を納得させ、「海のお魚さん、いかさん、たこさん、そしてもしかしがら回り回ってこのオイル撒き散らしに関係した魚か海苔を食べることになるだろうな」と思いつつ、謝り、祈り続けておりました。  ただ不謹慎ながらも夕焼けの中で旋回しながら放出される透明な液体は海の色と黄昏の光線を反射してすばらしく美しいものでした。

At 17:40 on 14th JST (1:40 PDT)

成田には5時40分に到着し、アナウンスでは6時40分に出発するとのことでした。 そして結局出発したのは確か7時半くらいだったと思います。ロスには3時間遅れでつくとのことでした。そして隣の女性はビジネスに乗っている別の方と同行していたのですが、聞いてきた話によるとなんでも発信のときにエンジンを支えている部品が2つ飛んでしまったのだそうです。 そのためにエンジンが非常に不安定になり、機長はそのエンジン2つを止めて残り2つのエンジンで成田に行こうとしていたとのことです。ところが十分な高度がなかったので、途中で燃料を排出 したとのこと。一歩間違えれば海の藻屑と化していたんですね〜(^^;。

Between 21:00 on 14th JST(5:00 PDT) and 23:00 JST(7:00 PDT)

そして寝ようとしていたんですが、機内の冊子を見ると一部の東回りではSweet Novemberをやると のこと。「この機でもやるのかな」と思っていたら、なんか聞き覚えのある音楽が。。。。 ぬあんと中国語字幕付のSweet Novemberでした。「見ないでおこう」と思いつつやっぱり見てしまったのはやっぱり性(さが)でしょうか・・・・。おかげで5時間睡眠をとるはずの予定が3時間 になってしまったのでした(^^;)。

5:30 JST on 15th JST(13:30 PDT on 14th)

さあ移民局では「1日で帰るの?何で?」と不思議そうな顔をされましたがそれには構わず、早速 West Hollywoodに直行。また空港から遠くて。。。また道も混んでいたので、50分くらいかかりました。ちなみに早朝だと30分くらいでした。タクシー代は37ドル(チップ込み)と次回行くときの ためにメモメモ(..)φ。

7:30 JST on 15th JST(15:30 PDT on 14th)

3時過ぎにHouse of Bluesの前に着きました。もう既にJuly,Lisa,Spuddie,Pamsy,Ah-Nutts,Sande, Grolia,MariaといったDogstarのMessageboardの面々が待っており、本当に久しぶりだったのでお互いの再会で喜んでいました。そこへSpuddieさんが"あ、今日はバイクだ"との声に振り向くと大型の 車の後ろにあのよくパパラッチの写真で見慣れたキアヌのバイクの姿が・・・。"Hi"って声をかけて手を振ると(なんか大抵の人はキアヌを見ると固まるようです。そのときは私を含む2人くらいか同じ動作をしたと思います)、私達の側を通るときにニチャッと笑って"You Guys are crazy"とのたまい、行ってしまおうとしました。

ところがなんか前方不注意だったようで、入り口が上り坂になっていて、すぐ下りになるんですが....なんかスピードが落ちていない。。。

「あのそこ、下りなんですけど。。。。」

と日本語で心の中で呟いたのも甲斐なく、坂のところで急ブレーキをかけたらしく、靴か彼のバイクのズズズと擦れる音が聞こえて参りました。その後ろ姿を眺めつつ誰かが「あんたもクレジーだよ」と呟いておりました。

about 10:30 JST on 15th JST(18:30 PDT on 14th)

さてようやく18時半に入場をさせてもらいました。 なんとブレット側は最前列で私が一番端っこで、2週間ではあまりお客さんもこないのかなぁ と思っていたら、ブロンドの気の強そうな女性が私の横にきました。そのときはというと時差ボケで私は眠たくて眠たくてどうしようもなかったので、ボーっとしていました。ところが隣に来た 人はどうも性質が悪い人みたいで、特に後ろに立っている人は「Dogが来たら私、彼女とあんたの間 に割り込むつもりよ」なんて言っていました。隣にいたSpuddieさん、Reneeさん、MariaさんVictoriaさんが声をかけてくれてなかったら、彼女らは本気で割り込むつもりでいたでしょうね。。なんせでかい人でラム酒のビンを片手で持っているし、慎重は私と頭一つ分違うので、何かあったら対抗できないというのがわかっていたので、できるだけ笑いかけ「どこから来たんですか〜」なんてことを話し掛けて、できるだけ信頼関係を作るように心がけておりました。

11:40 JST on 15th JST(19:40 PDT on 14th)

さて7時40分になると昔シルバー・ジェットと呼ばれていたグループ(1997年のツアーでもオープニングを務めていました)が出てきて演奏。最後にボーカルの人が「しばらくしたらDogが出てくるよ」 とのたまい30分くらいで終わりでした。そのときにふと2階を見上げるとそこにはロブ様のお姿が。 どうも観客をチェックしていたらしいです。

さてこのときになると時差ぼけは最高潮。。。もう午前3時からずっと起きっぱなしなわけですから くらくらくら。隣の人が呼んでくれてなかったら寝ていたかも。。。(^^;。ぼーっと気が遠くなりそうなところで聞き覚えのあるギターの音色。。。。

About 12:50 JST on 15th JST(20:50 PDT on 14th)

ようやくDogのお出まし。「起きろ!」といわんばかりのサウンドに「は〜い」と思いつつ 彼らはいつものノリ。私は時差ぼけのせいで今回は初回の1発出遅れてしまいましたが。。。(^^;。またノリもちょいと忘れていましたが、観客なんで問題ないですよね。今回は私の左側をのぞく右側がみんな歌いだしてBretが感激しておりました。「こうやって歌ってもらうのに7年かかったよ〜」とのたもうておりました。みんなHappy Endingの曲は大抵覚えていました。Slipping Downも特にEnemiesはすごかったっす。特にDogのメッセージボードのLafemmeVictoriaがラテンのノリですごかったです。ちなみに私はただの体育会系ののり。。。(^^;。彼女の動きをチェックしながら振りを あわせておりました。

CornerStoreではロブがスティックでカウントしているのにBretが出遅れてしました。「僕がパイロットだったら、僕達みんな死んでいるね」なんて苦笑いをしていましたが、私は却って顔をひきつらせてしまったのでした(^^;。

セットリストは次のとおり。。。。
  1. Alarming
  2. Slipping Down
  3. Halo
  4. I Confess
  5. Enemies
  6. Cornerstore
  7. Superstar
  8. Your World
  9. Flowers
  10. Blessed
  11. Swim
  12. A Dream Time
  13. Blown Away
  14. *acoustic Led Zeppelin song with Ritchie Kotzen (Thanks Musiclvr)
  15. America
  16. (??)
  17. 1 minute - ad lib
  18. Denial

で、とにかく私の横の二人はひどくて、たぶん弱肉強食の世界で生きてきたらしく、 決して悪気はないのですが、すごく自分勝手で、特に私のすぐ横の人は持っていたラム酒 のビンをブレットのスピーカーの前に置いてそのまま肘をついてずっとキアヌを見ているんです。 おかげで、その横にいた人はほとんどキアヌが見えない状態になってしまって。。。。で、 キアヌはその人たちのことを知っているらしく、その人たちに気がついたとたん舌打ちしていました。(註:ステージから客席ってよく見えるんだよ〜ん。)で、また空っぽになったビンをそのまま ステージに置きっぱなしにしていて、ずーっとべちゃべちゃ「キアヌが笑った」だの音楽を聴かずに批評ばかり。ブレットもまん前でそれをされてやりにくかっただろうと思います。(ちなみに私はブレットのマイクの真正面で彼女はマイクの側にあるスピーカーのそばにいたわけです)

ずっとブレットの視線は正面を向いているようで斜め中央を向いておりました。キアヌも同様で自分の正面を見ようとはあまりせず、どちらかというと遠くを見て中央を見ながら演奏していました。内股ふみふみときどきガーンとカンフーの足技のような振りをつけてベースを弾いておりました。ちなみにスタートは紺色光りするベースでした。

ところでさきほどの災いの元を取るチャンスがYour Worldの後に巡ってきました。彼女の視線を 捕まえて「このビン、私が下ろしていいですか?」と聞くと彼女はにっこりしてくれたんで、 ようやく災いの元を取り除きました。彼女も軽くお礼をいってくれて私も返礼をしていると なんか頭上から"Thanks!"という声が。そのあたりからなぜか(きっとDogの演奏がすばらしかったせいでしょう)私の左と後ろの女性のなんとなーく馬鹿にした雰囲気が消えていったのでありました。

またブレットもブレットで「次は新しい曲です。"Floweres"を君たち(the floweres)に」なんて 甘いことをいってくれて(^^)。私の右側の人達に甘い視線を送ってくれたもんですから、皆様喜んでいました。曲はとても素晴らしかったです。なんかブレットとキアヌがベースをなんか集中 を超えて恍惚とした状態に近い状態でした。また私以外(私は多分例外らしい)の観客もどんどん 引き込まれていくのがわかりました。本当にすばらしかったです。彼らが8 Beatでリズムを刻み ブレットがギターにトリルを加えていくところは本当にブレットってギター上手いなと思いました。

次はBlessed!このときにも何を言ったかよくわからないのですが、早口でこの土曜日の日に僕達のために来てくれてありがとう。キアヌはバンドリハに来た時、血相をかかえて「今から僕達、歌を書かなくちゃ」なんて言ってたんだよ」。そのときキアヌはそれって本当なんだよという振りをしていたそうです。(ここはMusiclvrさんからの引用です)

全般的にDogの曲も聴衆も素晴らしくてHEに曲はさらに磨きがかかったようです。ブレットのギターは彼のマイクの前にいくとよく聞こえるのかもしれませんが、今回があの昨年の大阪から考えるとずっといまいちだったんですが、そのときは本当にすばらしかったです。またAmericaも Americaでの夢を歌ったもののようで、知らない間にスケールの大きい歌詞を書くようになったようです。(いいぞ!ブレット!)

またアンコールで素晴らしかったのはビッグのリッチー=コズンとブレットとの共演を見ることが できたことです。スタッフがスツールを2つ用意するのを見ていったい誰がデュエットするのだろう?キアヌがブレットとアコースティック?と考えてましたがなんとリッチーでした。ブレットは リッチーのことを天才だと言っていましたが、演奏する彼は天使でした。。。とてもこの世のものとは〜。

リッチーの出番が終わった後、キアヌはわざわざ彼を出迎えてリッチーをねぎらっていました。 そしてAmericaのため彼らは出てきましたが、そのときにはなんとあのベース。途中からそれに気がついて固まってしまいました。でも音がちょいと高いかなぁ。ストリングも少し固そうな感じでした。スケールの大きな8ビートの曲で「ドドーン」という感じ。心に響きます(^^)。今も。

その後の曲のタイトルはわかりません。でもいい感じです。本当にブレットはのりにのっているという感じで。。。またその後のjamではブレットがキアヌをけしかけていましたがキアヌは赤面して 照れくさそうに笑って首をいやいやをしていました。そしてラストはDenail、最近は演奏していないのもあって観客はすごく喜んでいました。

演奏が終わったって瞬間、彼らは清清しい顔をしていて、3人前に出てきてロブを真中にして 出てきました。まるであのリプレイスメントのラストで肩を抱きあうシーンがありますが、 なんか燃焼できたみたいで。。。観客もみんな燃焼。本当にすばらしいコンサートでした。

来週はラスベガスに行きますが、ファンの間で再会の期してその場を去りました(^^)。
ではでは(^^)/〜〜〜.ベガスはシートですが、がんばってきま〜す!!

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