キーワード-2003 is Year of the Matrix |
Date: 2003年5月19日
キーワード-2003 is Year of the Matrix
1999年公開当時、素数で遊んだ結果です。
あまり作品の流れとは関係ないと思いますが、個人的に面白かったので、ここにアップします。
Matrixの外の時間 A.D.2199
2199を1313と同じく素因数分解しますと(1,2199),(3,733)という組み合わせが出現します。この733は130番目の素数となります。ラッキー7の7とMorpheusとTrinityとNeoを示す3が2回組み合わされる数字です。2199年に行動を起こしたというのが何かポイントがあるのかもしれません。これはこれからのMatrix 2 と 3で明らかになるか、実は全く関係ないかのどちらかでしょう(笑)。
現実世界の時間 A.D.1999
マトリックス第1作が公開された年は1999年でしたが、この年は実は303番目の素数となります。その次の素数(304番目)は2003年、つまり続編2作が公開された年となります。偶然か必然か今年はマトリックスイヤーとなるわけですね(^^;。
Date: 2003年5月19日
キーワード−Morpheusの1313
Morpheusの待っている部屋は(1996年の脚本を見ると)1313号室です。この1313を素因数分解すると(1,1313),(101,13)の組み合わせが現れます。つまりMorpheus(1313)にNeo(101)の数が絡むと必ず13番目の裏切り者,つまりCypherが現れるわけです。ですからNeoという101の出現が裏切り者13を自らの中に出現させてしまうことはは最初からMorpheusには予測できていたとも考えられます。
キーワード−Neoの101とTrinityの303 |
Date: 2003年5月18日
キーワード−Neoの101とTrinityの303
101とはThomasの借りていた部屋の番号ですが、まずこの数の特徴としては素数。そして英語でいうと"prime"。"prime"の他の意味を調べると「最も重要な」「元気な」という意味があります。Prime minister(首相)やPrima(バレリーナの主役)などは日本でもよく使われる用例です。またTrinityが冒頭に出てくる部屋はHeart O' the City Hotelの303号室。303はTrinityのところでも述べたように三位一体の3ですが、101が素数であるということに気がついて調べてみたところ、303番目の素数は1999つまりThe Matrixの中での時間でもあり、公開された1999年ということになります。
Date: 2003年5月18日
キーワード−イカ
センティネルの俗称としても使われていますが、センティネルは「イカ」というよりものような...と思った人は私だけではないのではないかと。これは兄弟が脚本を執筆した当時上映されていた「ストレインジデイズ」にもイカ(SQUID)というのが使われておりました。その設定は次のようになります。
Super Conducting Quantum Interference Detector(超伝導量子探査器)
※ストレインジデイズの訳の中や「記憶屋ジョニー」の中では「超電導量子干渉計」と紹介されていますが独断で訳を変更。脳の中を突き抜ける感じがするでしょ?
- 「記憶屋ジョニー」での扱い。
元祖SQUIDはこの記憶屋ジョニーでした。ここのSQUIDは戦争で使われたシステムで相手の電脳システムを突き止めるのに使われていたという設定。またジョニーの脳の中の中の情報はこのシステム以外には取り出すことができないという設定でした。
- 「ストレインジデイズ」での扱い
左の図がストレインジデイズで出てきたイカ(SQUID)です。この機械を頭に付けた人間は自分の見るものや匂い、怒り、恐怖、悲しみ、死の体験まで感覚すべてをMDに記憶することができます。この「ストレインジデイズ」ではこのMD自身が麻薬として売り歩かれていました。その売人がこの映画の中ではレイフ=ファインズ演ずるLenny Nero。(何とNeoと一字違いだったりします(笑)。)また彼が売るディスクは乱交パーティだったり、レストラン強盗の実感だったり。彼自身、「電脳ポン引き」(マトリックスの中でのセリフと同じだったかどうかは未確認)と呼ばれていたりして(笑)。Choiが求めてきたものも同じような麻薬だったのではないでしょうか?「ストレインジデイズ」ではこのMDがロスの警官の不正を暴く動かぬ証拠になりましたコンピュータのデータであればMOのはずなのになぜMD(Mini Disk)だったのだろうとずっと不思議だったのですが、今になって「ストレインジデイズ」へのオマージュだったんですね。ストレインジデイズのラストシーン、1月1日の14時(日本時間)にニューヨークのタイムズスクエアでの1999年12月31日のカウントダウンを見ましたが、「ストレインジデイズ」さながらでしたね。
Date: 2003年5月18日
キーワード-勝速日
- 合気道のことばの"勝速日"
道場の左側には”勝速日(かつはやひ)”と書いてあります。あれは合気道のことばで、実践の場においてはいっさい遅疑逡巡することなく一瞬にして相手を制すべき機 先の動のことをいう。”という意味の教えです。
【関連リンク】
東大和円心会ホームページの辞書のページより
きょう様からの情報です。どうもありがとうございました。
- 天照大御神命の息子の"正哉吾勝勝速日天之忍穂耳命 (マサカアカツカチハヤヒアメノオシホミミノミコト)"
監督も知っているかどうかは知りませんが、勝速日は天照大御神の息子の正哉吾勝勝速日天之忍穂耳命の字の一部にもなっています。古事記の中の「葦原中国の平定」に彼の名前が出てきます。また検索しているところおもしろいサイトを見つけました。なんと古事記はシュメール語でも読めるということなんです。下の2番目のリンクにその件について詳しく記載されています。
【関連リンク】
http://www.try-net.or.jp/~mikoyan/html/kojiki/wakahiko.htmの天の若彦
帝国電脳省のシュメール翻訳「古事記」の謎
Date: 2003年5月18日
キーワード−Deja-vu(既視)
以下はジャン・ボードリヤール(Jean Boudrillard)著「シミュラークルとシミュレーション(Simuracres et simulation)」からの引用です。
「あらゆる組織は死のシュミレーションを使って現実的苦悩から逃れようとして自己を否定的に語る。権力が自己の存在と正当性にわずかな光明を見出すためには自己殺害を演出することさえあり得る。(略) 自己の死の中に新たな血を求め危機、否定、そして反権力などの鏡を通してサイクルを再びのせようとやっきになる。つまり、あらゆる権力とあらゆる制度のアリバイ的解決策だけが権力の無責任さと根本的不在、そしてその既視(Deja-vu)と既死(Deja-mort)という、堂々めぐりを破ろうと企んでいるのだ」。
Date: 2003年5月18日
キーワード−マトリックス(Matrix)
「マトリックス」という言葉は日常でもいろいろな使われ方をしています。辞書を引いてみると母体,基盤;〔解〕母体,床;《古》子宮:the 〜 of a nail 爪床(そうしょう).(数学の)行列といろいろな意味がありますが、2つほど例を拾ってみました。
- ジャン・ボードリヤール(Jean Boudrillard)著「シミュラークルとシミュレーション(Simuracres et simulation)」からの引用です。
「『父』も『母』も消えた。それは主体的な危険の解放のためではなくコードと呼ばれるマトリックスに有利に働くためだ。母も父もないない、マトリックスだけだ。そのマトリックス、遺伝子コードのマトリックスが、あらゆる危険な性欲を除外してしまった操作法則に従って今後無限に子供を生む。
→ 【コード表 & 胎盤】
- 情報処理の中での「データ分析の中での「マトリックス」の使われ方。
Peter Chanにより1976年に提唱されたEntity Relationship Model(ER型モデル)とは今、コンピュータが導入されているどこの場所でも使われている手法です。そのPeter Chanの言葉を引用したのが次の言葉です。
『世の中に存在するあらゆるものは具象的であれ、抽象的であれ実体(Entity)と関連(RelationShiip)という2つの概念で表現することが可能である』
この手法と使ってデータ分析を行うのに使われるのがERダイアグラム→そしてその作業段階で使われるのがマトリックス(簡単にいうと「表」)です。データ分析をしたその先は次の段階としてはデータベース管理システムで管理をすることが一般的です。Oracleは預言者で出てきますが、もともとの意味は『神託』『神のお告げ』の意味なんですが、業界で屈指のデータベース管理システムの会社の名前でもあります。
→ 【分析に使う道具(ツール)】
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