|
2007年11月
From: worst previews.com (詳細は こちらです) The Night Watchman999 Squaresがざっくり英訳しました。解釈が異なるところがあれば、ご連絡ください。 よく書き込まれた警察ドラマは魅力的だ。大方の映画はそこそこの興行成績を収めているし、中にはオスカーを獲得するような良質のドラマもある。驚いたのは『ダイハード4』以外にわれわれは一人の警察官を描くドラマは最近、ヒットしていないことだ。だが、来年早々に「 The Night Watchman」が公開される。この映画はDavid AyerとJames Ellroy、 John Riddleyの脚本という驚くべき実力者の取り合わせだ。 Ellroyは世界的にも優れたミステリ小説家であるし、Ayerは既に『トレーニング・デイ』でオスカーを獲得している。二人のコラボレーションはこの映画ではよい結果をもたらすのに違いないと期待しないほうが間違いだ。 なぜ、Ellroyが偉大な小説家であるか。それは、彼の描くキャラクターの感情がとても共感できるものだからだ。彼の小説のリアリティは、例外なく彼の体験に根ざしている。Watchmanは堕落した警察官の物語だ。Tom Ludlowは最愛の妻を失って、酒に慰めを求め、酒におぼれる堕落した生活を送る。 彼の人生は光を失うのだが、彼はある事件を解決できなかったことへの怒りを抱くのだが、そのときに初めて、ようやく能動的に世界に働きかけるようになるのだ。彼の体験は著者のEllroyの経験に非常に近いものがある。1958年、Ellroyは母をなくし、薬と犯罪に溺れる日々を送った。彼の10代から20代の始めはアルコール漬けの日々であった。Ellroyはそんな日々の経験を生かしてTom Ludlowという人物像を作り上げたのだ。しかしながら。そう、きっと誰かは疑問に思うだろう。そんなに素晴らしい脚本なのに、どうして12年もこのプロジェクトは日の目を見なかったのか。1995年のOJ・シンプソンの裁判がその原因だったのではないかと想像している。Ellroyはロス市警を率直に支持している。彼は、自由主義で見方が偏ったメディアのでっちあげというよりも、警察の機構の内部崩壊だという見方をしていた。その脚本にはこの偏った裁判とその評決に触れている部分があるため、多くのスタジオが見送ったのではないか。 EllroyはOJ・シンプソンの評決が発表され後に、この脚本を書いた。彼は早くから、Alexandra Milchan, Lucas Foster, Erwin Stoffといったプロデューサーをバックにしていた。だが、そのプロジェクトは立ち往生していた。9年もの間、彼らはハリウッドの渦の中で振り回された。一つあげておくと、企画が沈まないように、Arnon Milchanは私費でEllroyのL.A. Confidentialを製作した。そしてやっと、 The Night Watchmanプロジェクトは最近になって始まったのだ。2004年、製作が発表になった当時、2005年の公開を目指し、『 Nightwatch』というタイトルで、 Spike Leeが監督をする予定だった。それが立ち消えになったとき、 Oliver Stoneが監督をするという噂も持ち上がった。私は、リベララルな考え方を持っているとは思えない両監督はエルロイの超率直な脚本にどのように対応したのか、疑問に思う。Stoneは2005年になっても撮影に入らなかった。 David Ayerがこのプロジェクトに着手した。 David Ayerと Ellroyには多くの共通点がある。Ayerは10代のころ、両親に追い出され、South Central LAに移り住んだ。彼も最初は路上で暮らす経験をしているのだ。David Ayerも Ellroyと同様に自分の経験から作品を作り出している。それらはその場所に住んでいる者しか感じることができないリアリティを感じさせるのだ。二人は2500万ドルという低予算で企画を起こした。またタイトルは当初『Nightwatch』だったが、ロシアのマトリックスによく似た映画で『Nightwatch』というのがあるために『 The Night Watchman』というタイトルに変更した。David Ayerも Ellroyは脚本を更に練りこみ、主演のTom Ludlowにはキアヌ・リーブス、堕落した巡査部長にはForest Whitakerを配役した。 Forest Whitakerは「ラストキング・イン・スコットランド」でオスカー主演男優賞を獲得した偉大な俳優である。一方でキアヌは恐らくベストチョイスではないだろう。私はキアヌ・リーブスを嫌いなわけではないが、彼がマッチョな警察官を演じることができるとは思えない。確かに『ハート・ブルー』や『スピード』では警察官を演じている。しかし、『ハート・ブルー』ではサーファーの秘密捜査官であったし、『スピード』では爆弾のスペシャリストだった。この作品では、いつも尊大で恐ろしい巡査を演じることが要求される。あの穏やかな話しぶりでは子犬でさえも、怖がらせることはできなくて、ギャングをそのままほっておくのではないか。 しかし、私の分析をよそに、セットではReevesは、ロスの市警をそのまま演じていると聞く。また、別の噂では Kevin Ferderline(ブリトニーの元旦那)がこの映画に配役されていた。この噂はAmaury Nolascoのインタビューのときに明らかになった。Federlineはセットにいたが、彼はまったく共演しなかったと言っているのだ。幸運なことに、E!はFederlinのパートがカットされたということを報道していた。私は、彼はいらいらさせる奴で、彼の存在がこの映画に影を落とすと思っていたのだ。しかし、最近、刑事ドラマではラッパーが必要であったのではないかと思っている。それゆえ、Ayerは、ラッパーが必要な部分にCommonを抜擢したのではないか。 配役が決定したとき、予算が逼迫し、Artistic directorを雇うことができなくなった。幸運なことに、Gabriel Beristainが脚本を非常に気に入って、ギャラを削ってでも、この企画に参加したいと申し出てくれた。ようやく2006年に撮影が開始され、9週間でそれは終わった。出演者には全員、小さな呼び鈴と呼子がついた小さなトレイラーが用意された。このような質実剛健なやり方は予期しない効果をもたらした。キャストやスタッフをより親密にし、全員が最上の仕事をこなしたのだ。 まとめとして、LAの犯罪ドラマを実際に知り尽くしている二人がLA市警の堕落を描く作品を作る。それを考えるだけで、わくわくしてしまうのだ。 Ayer and Ellroyのすばらしい脚本、低予算、その映画をつくる疑わしい俳優陣。このような種類の映画はファミリー映画にはならないので、あまり制作費がかからないのだ。しかし、彼らは利益を出すだろうし、究極の刺激的なエンターテイメントになるだろう。 もしキアヌが嫌いな人が見ても、きっとこの映画を見ると、気が変わると思う。間違いなく、賞賛に値する映画になるだろうと思うのだ。 ■関連リンク:OJ・シンプソン
From: Variety (詳細は こちらです) ジェニファー・コネリー、キアヌ主演の"The Day the Earth Stood Still"に出演ジェニファー・コネリーがキアヌ主演の"The Day the Earth Stood Still"に出演することが決定したそうです。またキャシー・ベイツも交渉中とのこと。うまくいけば、アカデミー主演賞女優の共演ともなるかもしれません!!記事によると"The Day the Earth Stood Still"は12月からバンクーバーで撮影開始予定だそうです。
From: TMZ.COM (詳細は こちらです) パパラッチ、キアヌを訴える今年の3月19日に、キアヌはパパラッチと接触事故を起こしました。(パパラッチ事故の状況の詳細はこちら)今頃になって、そのブラジル人のパパラッチ、Alison Silvaが訴訟を起こしました。 キアヌの名前に傷がつきませんように・・・・。裁判官や陪審員がこうやって人を食いモノにする商売を助長するような判断をしませんように・・・・と祈るのみ(><)。 Established since 1st September 2001 by 999 SQUARES. |